ソニーの電子シャッターに期待したいこと

えー、たくさんのシェアをいただいた前々回の「ソニーのデジタルカメラのフリーズ問題について」は、9000ビューを超えました。大勢の方に読んでいただきまして、誠にありがとうございました。特にプロの皆様から応援くださいましたこと、大変嬉しく思っております。ありがとうございました。

 

本年最後の更新です。内容としては、思いつきからひとつ試したことです。題して、

 

電子シャッターは、シャッターレス機能を提供してくれるのか?

 

です。

 

ソニーのデジタルカメラには「サイレント撮影」という機能があります。いわゆる機械式のシャッターを使わずに、CMOSセンサーによる読み出しを使ってシャッターの代わりにしています。ひらったく言えば、動画撮影で「1秒に30コマ」という「電子シャッター」です。

ところがこの方法には決定的な欠点があります。それは、CMOSセンサーの特性です。光によって得た電荷は、バケツリレーのように順番に読み出していき記録するという仕組みとなっており、スタートとエンドでは時間の差が出てしまい、激しく動く被写体は特に「グニュ」っと曲がってしまいます。これを「ローリング現象」と言います。

このローリング現象を抑えて歪みが発生しないようにするためにソニーが取った方法というのが、「メモリー内臓の積層型CMOSセンサー」で「Exmor RS」という品名です。これは、今まではCMOSセンサーの後ろには電荷を運ぶ配線があったのですが、センサーの後ろにメモリーを搭載して「えいや!」っと一気に電荷を取り出して画像処理エンジン(BIONZ)へ持っていく、という方法によって時間的な差分を無くしてしまいました。これによって「アンチディストーションシャッター」という電子シャッターだけど歪まない状況を作れるようになりました。この積層型CMOSセンサーは確か「RX10M2」と「RX100M4」の同時発売から使われるようになり、「a9」でフルサイズ化しました。

ただし、電子シャッターによるストロボシンクロは、推奨となっておりません。確か。

ここまでが前提。

 

さて、a7RM3に搭載された機能に「ピクセルシフトマルチ撮影」があります。これは、5軸手ブレ補正機能を流用して、電子シャッターで4回撮影することで1ピクセルに「RGGB」撮影をし、超解像度高精細なRAWデータを作ろうという奴です。この「ピクセルシフトマルチ撮影」は、静物被写体が原則です。で、スタジオ撮影で使えるのかなぁと取扱説明書を見ると、「1/13秒以下のシャッタースピードならばストロボシンクロするよ」とありました。試すと確かに1/15秒だと画面上部(センサー的には下から)黒く蹴られてしまいました。

 

時は流れて、RX10M4のテストをした際に、あーって思って、電子シャッターとストロボシンクロのテストもやってみました。その結果がこちら。

 

 

ファイル名の頭に、シャッタースピードを記載してみました。

被写体は、ストロボのソフトボックスです。

試して見ると「あれ?結構できた?」的な感覚でした。

サクッと結論からいうと、RX10M4の電子シャッターとしては、「1/50秒ならシンクロすると言っても良い」と思います。1/60だとちょっと怪しいかな。

1/50秒以降の画像がこちら。

 

1/50sec

 

1/60sec

 

1/80sec

 

1/100sec

 

1/125sec

 

1/160sec

 

という感じ。

 

RX10M4はセンサーサイズが1.0型センサーですからね。フルサイズとは違うってことでしょうが、1/50秒なら電子シャッターでもシンクロしそうだよって話ね。そもそもRX10M4ならば、レンズシャッターがあるので、1/1000秒までシンクロするので問題はないのですが。

 

来年には次世代なのか別世界なのか、新しいカメラも発売されることでしょう。是非とも「電子シャッター全速ストロボシンクロ!」ってことにならないかな、と願うクリスマスでございます。

あ、とはいえ写真を見て気が付いた方いらっしゃると思うのですが、現在の電子シャッターの「シャッターの動き」が機械式同様に、縦走りだったことに正直びっくりしました。

一斉じゃないんだ。。。

あ、これ、独り言でした。

 

それでは、良いお年を!


投稿日

カテゴリー:

,

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

(スパム対策中)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください