えー、1月8日よりラスベガスで開催されたエレクトロニクスショー「CES 2019」がありましたが、SONYからは8K液晶テレビなどの発表があったのみで、カメラ関係はスルーでした。
しかしながら、ロンドンで15日、新製品発表が行われました。それで出てきたのが「α6400(ILCE-6400)」です。
ま、通常の新製品発表であれば「ふーん。APS-Cのミッドレンジの新製品ね」で終わってしまいがちですが、今回は違いました。衝撃がどどーんと!
昨年のフォトキナにて発表になった「動物瞳AF」について、
「α9のメジャーアップデートをしまーす。2度やりまーす。最初のバージョン5ではリアルタイムAFで強化でーす。夏頃のバージョン6で動物瞳AFを搭載しまーす。ついでにα7R IIIとα7 IIIにも動物瞳AFのバージョンアップをやりまーす!」(意訳)
と言うニュースリリースが発表になりました。
あいやや!
機能のことだけ考えると、A9は全く別次元の、もっと別の言い方だと、A9マーク2で販売してもおかしくないようなぐらいの機能アップですね。
と言う中での新しいカメラの発表で、APS-Cモデルでは一番近年に発売になったα6500に対してのファームウェアアップデートアナウンスは無く、上の強化AF機能を搭載した新しいモデルを安価に出すよ、と言う話だったのです。
ILCE-6400はさいつよのカメラとして発売ってことです。
ざっくり言えば、「α6500から5軸手ぶれ補正を抜いて、新型センサーにA9並かそれ以上の新型画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載してAFをバリバリ強化して、自分撮影できるように液晶をレンズ面方向へ見せることができるヒンジを取り付けて、安く販売します」と言う感じ。もちろん提供できる段階になったら、動物瞳AFも搭載可能と言う。
いやいや、すげーよ。α6400くん。詳しい機能などは、こちらのニュースリリースをどうぞ。
んで、そこに輪をかけて凄いことが発表されました。
なんと、
発売開始と同時にキャッシュバックキャンペーンが始まっちゃいます。
a6400はオープンプライスとなっていますが、ニュースリリースにて現時点で発表されている「予想市場価格」はこちらの通り。
およそ、α6400のボディが約11万円(税別)で、レンズキットも発売と言う計画のようです。
んじゃ、レンズキットのお得さ加減に、キャッシュバックを入れたら、どれぐらいお得になるのよ?
と疑問に思ったので、調べてみました。消費税を含まず、価格は推測を利用しています。
種別 | 製品名 | レンズ1 | ストア価格 | レンズ2 | ストア価格 | 市場推定価格 | キャンペーン | 個別購入合計 | 実質支払価格 |
ボディ | ILCE-6400 | なし | なし | なし | なし | ¥110,000 | ¥15,000 | ¥110,000 | ¥95,000 |
パワーズームレンズキット | ILCE-6400L | SELP1650 | ¥32,190 | なし | なし | ¥120,000 | ¥15,000 | ¥142,190 | ¥105,000 |
高倍率ズームレンズキット | ILCE-6400M | SEL18135 | ¥64,630 | なし | なし | ¥150,000 | ¥20,000 | ¥174,630 | ¥130,000 |
ダブルズームレンズキット | ILCE-6400Y | SELP1650 | ¥32,190 | SEL55210 | ¥33,600 | ¥140,000 | ¥20,000 | ¥175,790 | ¥120,000 |
これを「どれだけお得になっているのか」とすると、
ボディのみ → ¥15,000
パワーズームレンズキット → ¥37,190
高倍率ズームレンズキット → ¥44,630
ダブルズームレンズキット → ¥55,790
と言うことで、ダブルズームレンズキットが一番お買い得ということのようですね。
カメラ業界震撼の「動物の瞳にオートフォーカスするんだってよ」機能が、一体どこまで使えるのかまるでわかりませんが、楽しみなことは確かです。はい。
ソニーのカメラ関係の発表っていつもここって言うイベントでは発表せずズラしてきますねw
しかし今回ファームウェアのアップデートでこんなにてんこ盛りにすると、次の製品がどんだけ凄いのか気になりますね。
戦略としては「うまい!」と思いますが、見ている、気にしているユーザーにはドキドキしやがります。
ここまでファームウェアでやられちゃうと、確かに次って何がブレイクスルーになるのか、楽しみです。
多分、アレでしょうけど。