世の中的に人の動物好きは「犬派」と「猫派」のどっちかに所属するそうだが、私は完全に「猫派」だね。
なぜなのか?
それを書き始めたら、えらい騒ぎになるので、ここはひとつ「あー、この人は猫が好きなのね」と覚えておいていただきたいところです。とはいえ、ざっくりとそのきっかけぐらいは語っておこうかな。
私自身が戌年生まれだし、幼少の頃は母方祖母(車で15分ぐらい)の家でヨークシャーテリアを飼っていたし、小学生の頃はクラスで犬を飼ったことがあるし、結局自分の家としては「お客様商売だから」という理由で飼うことはなかったけど、犬が好きだった。逆にどっちかっていうと、猫は嫌いだったかもしれないな。
転機は、大学1年生。つか、入学してしばらくしての話。友達が「家のガレージに兄弟と思われる猫が2匹捨てられた。うちはポメがいるし、誰か飼ってくれないか」と里親探しを始めたところ、この話に飛びついたのが妻(当時彼女)。妻は昔からの猫好き。
「ひとり暮らしでしょ。引き取りなよ」
いやいや、無理でしょ。そもそもペット禁止だし。猫苦手だし。
「なんとかなるよー。私も手伝うからさ」
んじゃ、里親見つかるまでね。
ということで、いきなり多頭飼いからスタート。
スタートしたものの、いきなり手のひらサイズの子猫が2頭が、部屋にいる間中「パパ!」と顔を見上げてはお膝に乗ってくる。寝るときは首まわりで一緒。これを「かわいい」と思わずに何をかわいいというのか!
ということで、里親探しは拒否。自分で飼うことにしたのがきっかけで、ガラリット犬派から猫派へジョブチェンジ。
あれからもうちょいで30年。すっかり猫が好きなのは、妻よりも私。
彼女は現在の猫さん。ちなみに私のお膝に乗っている。